【資産形成】ジャスト・キープ・バイング JUST KEEP BUYING

書籍・コンテンツレビュー

ニック・マジューリ著 『ジャスト・キープ・バイング JUST KEEP BUYING』を読みました。

資産形成中かつやFIREを目指す私にとって指針となる本でした。

私がこの本から学んだ大切なポイントを整理してご紹介します。

ジャスト・キープ・バイイングとは?

そのまま『そのまま買い続けよ』という意味で、具体的には

収益を生む資産を継続的に買い続けることが、富を築く最良の道ということです。

人的資本を金融資本に変えるという発想

人的資本(働いて得る収入)を、金融資本(投資収益)に転換すること。

人的資本は年をとると知能、気力、体力の衰えますが、金融資本は衰えません。

貯金か投資か?迷ったときの判断方法

予想貯金額と予想投資収益額を比較し、判断します。

予想貯金額と予想投資収益額を比較する

1.予想貯金額…今後1年間で無理なく貯金できる金額

2.予想投資収益額…今後1年間で見込める投資リターン

3.予想貯金額と予想投資収益額を比較して多い方を優先(同じくらいなら両方バランスよく)

数値で判断することでお金の迷いがなくなる

なんとなく安全だから貯金、余裕があるから投資ではなく、論理的に判断できるのが良いですね。

私は、予想投資収益額の方が多いので、投資に振っています。

倹約より大切なのは『収入UPと投資』

支出を減らすだけではお金持ちにはなれない

節約、倹約は大事ですが、限界があります。

著者は収入を増やし、資産に投資することを最重要視しています。

倹約よりも稼ぎと投資

収入を増やし、資産を買い続けることが本質

これは私も共感しました。年収400万円台だった私ですが、英語、資格を取りまくり、転職した結果、年収900万円台となりました。

結果、資産形成のスピードが段違いに上がりました。400万で節約するのと900万円で節約するのでは、結果は大きく異なります。

罪悪感なくお金を使う『2倍ルール』

贅沢したら同額を投資する

贅沢をしたらその同額を投資する。

これだけでお金を浪費してしまったという後悔がなくなります。

幸福度を高めるお金の使い方(体験・時間・人のため)

さらにお金の使い方は

・体験にお金を使う

・自分の時間を買う

・人のために使う

これらが幸福度を最大化すると説かれていました。

この浪費ではなく、投資的な消費に変える意識は、すごく参考になります。

FIREを可能にするルール

クロスオーバーポイント:投資収益が支出を超える瞬間

クロスオーバーポイント=投資収益が毎月の支出を上回る時点が、経済的自由の瞬間といえます。

例,毎月40万円の支出をする人が、毎月の投資収益が40万を超えた時がクロスオーバーポイント。

クロスオーバーポイント達成する資産をクロスオーバー資産といいます。

つまり、

クロスオーバー資産=月の支出/月次投資収益率

月次投資収益率=年間の投資リターン率/12か月

資産1,500万円を超えたあたりで、月の支出約35万を超える利益がでることがありました。

これを毎月発生させれば、FIREとなります。

私の場合は、約35万/月の支出のため、年間の投資リターンを5%と仮定すると

約8,400万円がクロスオーバー資産となり、ここがFIREのためのクロスオーバー資産となります。

現在資産が1,700万円前後のため、やっと20%まで来たという感じですね。

投資の鉄則まとめ

分割投資か一括投資か?

一括投資が正解となります。

なぜなら、株式市場はほとんどの期間上昇しています。

つまり、できるだけはやく多くのお金を株式市場でお金を働かせるのが良いことになります。

1997年から2020年までにS&P500に投資した場合を比較すると、一括投資の方が平均4%ぐらい結果が良いというデータになったようです。

ドルコスト平均法は神にも勝てる

1.ドルコスト平均法…毎月100ドルを40年間投資

2.株の底値で一定金額を投資…毎月100ドルを貯金、相場の下落時に購入(下落は事前に知っている状態)

上記の条件の場合、最終的にどちらがリターンが大きいのか、結果はなんとドルコスト平均法の方がリターンが大きいという結論になりました。

つまり、下落することを事前に知っているという神目線のチートを用いても、毎月コツコツと積み立てるドルコスト平均法には勝てないのです。

もちろん短期間では、この底値で買う方法が優位となる場合もあったようですが。

月の収入からできる範囲で、株高、株安にかかわらずコツコツと積み上げるのが最善ということですね。

暴落はチャンスと捉える

暴落は必ず発生しますが、長期的には回復します。

2020年3月のコロナショックの際、S&P500は33%下落しました。

しかし、実際1年も経たないうちに、回復しました。

33%の下落から回復までには50%上昇しなければなりません。

それが実際に回復したので、50%上昇したということです。

S&P500のインデックス投資の年平均リターンは約7%前後のため、すまさじい上昇となります。

ちなみに回復に5年を要していても、年8%上昇するということになります。

この伸びを享受するためには、暴落時も買いが正解となります。

投資は運の要素もあるということも理解しておく

リターンの順番が重要となります。

どういうことかというと

同額投資した場合のリターンが以下A、Bとなった場合

・追加投資や資産を取り崩したりしない場合は、同じ結果

・投資額を増やしていく場合、Aの場合はBの場合よりも資産が減る。

A

1年目:+25%

2年目:+10%

3年目:-10%

4年目:-25%

B

1年目:-25%

2年目:-10%

3年目:+10%

4年目:+25%

こちらは衝撃でしたね。目標金額に達し、いざFIREというときに暴落を食らうと、ダメージが大きいです。

積み立て中の暴落は上述のように大歓迎なのですが…

著者は上記に備えて、債券も保有しておく、暴落時は取り崩し率を減らす、暴落時は働くなど対策が必要と説いております。

『ジャスト・キープ・バイイング』を読んで感じたこと

結論はシンプルで、資産をとにかく買い続けることが大事ということです。

題名通りのジャスト・キープ・バイイングですね。

まとめ:最初の投資は勉強

ジャスト・キープ・バイングは

・投資初心者→迷わず株を始めるきっかけに

・中級者→継続する勇気に

・FIRE志向の人→ゴール設計の道しるべに

なってくれる一冊だと思いました。

インデックス投資をされている方にぜひおすすめです。

管理人プロフィール

タンジピ
はじめまして、タンジピと申します。
30中盤、偏差値50の私立文系、法人営業15年、妻と0歳の子供と新築持家3人暮らし。
長年アトピーに悩み、営業職として日々ストレスにさらされながら、現在一馬力で資産は1,500万円、FIRE達成目指して日々奮闘中。
変えられなかった肌、変わらなかったお金、どちらも本気で取り組んだら、人生が変わり始めました。
アトピーとの向き合い方、営業の気づき、お金、健康、育児のリアル。
「健康」と「お金」と「自由」を手に入れる道のりを発信していきます。
自己紹介記事→https://atopic-datuste.com/2021/08/31/self-introduction/

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